震災から30年の節目にドラマ化
犬山キャスタ 2F「くまざわ書店 犬山店」より書籍のご案内です 。
「くまざわ書店 犬山店」では、阪神・淡路大震災から30年の節目にNHKが制作した土曜ドラマシリーズ『地震のあとで』(全4話)の原作『神の子どもたちはみな踊る』(村上春樹)を好評発売中です。
短編集『神の子どもたちはみな踊る』は、村上春樹さんが1999年から2000年に『地震のあとで』という副題で発表した連作短編をまとめたもの。今回のドラマは原作の全6話から、以下の4話となっています。
『UFOが釧路に降りる』(2025年4月5日放送)、
『アイロンのある風景』(同4月12日放送)、
『神の子どもたちはみな踊る』(同4月19日放送)、
『続・かえるくん、東京を救う』(同4月26日放送)
原作は主に1995年の話ですが、ドラマでは2011年、あるいは現在に置き直され、今につながる「地震のあと」の30年間を描いています。
ドラマ制作を手がけたのは米国アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞、作品賞にもノミネートされた映画『ドライブ・マイ・カー』(2021年)の山本晃久さん。また、脚本は同作でカンヌ国際映画祭の脚本賞を受賞した大江崇允(たかまさ)さんです。
また、演出はNHK朝ドラ『あまちゃん』の井上剛さん、音楽は同作の大友良英さんが担当。出演は、第1作に岡田将生、橋本愛。第2作に堤真一。第3作に渡辺大知、渋川清彦。第4作に佐藤浩市、のん(声)など、テレビドラマの枠に収まらない豪華スタッフ、豪華俳優陣となっています。
ドラマをご覧になった方は、ぜひ原作もお手に取り下さい。
■関連リンク
NHK>地震のあとで
■本の紹介(出版社HPより抜粋)
1995年1月、阪神大震災。そして、1995年2月、人々のかかえる内なる廃墟が、しずかに共振を始める――。
1995年1月、地震はすべてを一瞬のうちに壊滅させた。そして2月、流木が燃える冬の海岸で、あるいは、小箱を携えた男が向かった釧路で、かえるくんが地底でみみずくんと闘う東京で、世界はしずかに共振をはじめる……。深い闇の中に光を放つ6つの黙示録。
【収録作】
・UFOが釧路に降りる
・アイロンのある風景
・神の子どもたちはみな踊る
・タイランド
・かえるくん、東京を救う
・蜂蜜パイ
■書籍情報
『神の子どもたちはみな踊る』
著者:村上春樹
出版社:新潮社
発売日:2000年2月24日(単行本)、2002年2月28日(新潮文庫)
価格(税込):693円(文庫)
ページ数:240P(文庫)
新潮社>神の子どもたちはみな踊る(文庫版)
■著者紹介
1949年、京都市生まれ。兵庫県西宮市・芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部卒業。1979年『風の歌を聴け』(群像新人文学賞)でデビュー。主な長編小説に『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』など。短編小説集、エッセイ集、翻訳書など著書多数。
■くまざわ書店 犬山店
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